バラコントバンドとは
バラコンはバランスコントロールの略で
ゴムバンドを使って行う自己療法です。
骨盤調整の原理に基づき誰でも自分で簡単に行え施術を受けた場合に近い効果を得られるよう
考案されたのがゴムバンド療法です。
ゴムバンドを仙腸関節にかかるように腰に巻き腰回しの体操をするのが基本のやり方です。
また、家事や仕事をするとき、あるいはテレビを見ているようなとき、
苦しくない程度にゴムバンドを巻いたままにしておく方法もあります。
これらを習慣的に続けることで仙腸関節をいったんゆるめ、徐々に正常な位置に戻すことができます。
さらに、次のような効果も得られます。
●患部を支えるコルセット効果
腰が痛いとき、コルセットをつけるとらくになることはよく知られています。
筋肉を補助して腰を支えてやれば、腰への負担が軽くなるからです。
ゴムバンドを腰に巻くとこれと同じ効果が得られます。
体型や症状・目的に合わせて自由な強さで巻けるゴムバンドは、通常のコルセットと同様どころか、
はるかにすぐれたものといえます。
●指圧効果
ゴムバンドを巻いて体操したり、家事などで体を動かすと、筋肉を刺激して血液循環をよくすることができます。
手で指圧する場合、いうまでもなく手を動かして刺激しますが、そのかわりにゴムバンドで押さえておき、体のほうを動かして指圧効果を得るわけです。
より短時間の刺激で血行を促進するには、ゴムバンドをきつめに巻き、短時間置いてほどく方法もあります。
これは、圧迫によっていったん血流量を少なくし、次に開放してして急激に多くするーつまり、血流量の落差を利用して刺激する方法です。
こうした効果を持つゴムバンド療法は、家庭療法としてたいへんすぐれたものです。
その主な利点をまとめておきましょう。
① 個人に合わせて、巻く強さや巻き方を調節できる
② 体力や都合に合わせて、やり方・時間を自由に選べる
③ 簡単な道具でいつでも行える
④ 全身各部への刺激に使える
過労や運動不足などによる不調がありながら、忙しさにまぎれて何の対策もこうじていない現代人は多いものです。
ゴムバンド療法は、そうした現代人にうってつけの家庭療法といえます。
大バンド 2m | |
中バンド 2m | |
ワンタッチ腰用バンド |
基本の腰回し運動
● 大バンド2mを腰の横の出っ張りのコブシ1つ下にきつく巻く
● 自然体に立つ歩幅で、胸から上や下肢は動かさず、フラフープを回すように腰を右へ10回、左へ10回、回転させる。
毎日、朝と夜に5セットぐらい行うとよい。
さまざまな部位に巻いて効果があるゴムバンド
肩 | 頭 | 骨盤 |
胸 | 足 | 腰 |