骨盤調整法とは

~人体の要は骨盤~ 骨盤調整法とは

骨盤調整法とは、文字どおり骨盤のゆがみを正し、自然で正常な位置に調整する療法です。

骨盤にゆがみが生じるのは、骨盤の後ろ側の「仙腸関節」と呼ばれる部分のずれにあります。
仙腸関節は、関節という名がついてはいますが、従来は動かないものとされていました。
したがって、ずれることもないと考えられてきたのです。
しかし、骨盤調整法の考案者である故五味雅吉先生は、長年の経験により、
「仙腸関節は動く」という説を初めて打ち出しました。

骨盤調整法

もっとも、通常の関節のように動くわけではなく、わずかなずれが生じるだけです。
しかし、そのわずかなずれが、腰痛をはじめとする骨格系のさまざまな症状を引き起こします。

「腰は体の要」とよくいわれますが、仙腸関節はそのまたかなめとなる部分だからです。
たとえば、直立し、腰を少し右に動かしてみます。
すると、左肩が下がり、首は右に曲がり、左足に重心がかかるというように、
ほかの部分も動いてバランスをとります。
ごくわずかでも仙腸関節がずれれば、同じように全身に影響が及ぶのです。

こうした基本原理に基づき骨盤(仙腸関節)を正し全身の関節を正すことで
全身の血液循環を良くして人間が本来もっている自然治癒力を高めることを目的とするのが 骨盤調整法です。